ゲーム「牧場ガンナー続編」バッドエンド解説集②

自作ゲーム「牧場ガンナー続編 Bullet to Tomorrow」のゲーム本編に関連し、本編中では言及されなかったIF戦闘敗北エンドの妄想と解説を掲載しています。(①は本編バッドエンド+IFエンディングを裏解説しました)

ゲーム本編には搭載されていないので、あくまでも作者個人による二次創作に近い妄想です。公式エンドではありませんので参考程度にご覧ください。

そしてこちらも、基本的に誰も幸せにならないので、ハッピーエンドが良いという方は読まない方が推奨です。

【ご注意】
この記事は、ゲーム攻略情報・ストーリー情報ネタバレを含んでいます。

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▽ ①はこちら

【IF世界線】ボス戦で敗けたらどうなっていた?

作中はボス戦で負けてもリトライメニューが表示され、何度でも仕切り直して戦えますし、なんなら時間を巻き戻してミッションスタート時からやり直せます。

もしリトライによるタイムリープが無かったら? な本編では語られていない強敵負けバッドエンド想定です。

1:皇国でアンリと一緒に殺されていたら

皇国でアンリの離宮が襲われ、アンリを守るために敵将校との間に立ちはだかったマーシェ。もしこの戦闘で敗けてしまっていたら?

マーシェもアンリも敵将校によって殺されます。

2人の遺体は離宮から運び出され、人知れず処理され骨も残さず消えます。そして「離宮の職員を皆殺しにして駆け落ちした」と醜聞が広められてしまうのでした。

少し前から「『外交上の客人』と言いつつ、愛人として館に囲っているのでは?」「仲良さそうに庭園を散策していた」「ハニートラップを狙ったスパイでは」などの噂があり、それも利用されて事実を捻じ曲げられた形です。

それまで王国に親和的だった皇国の方針も この事件を機に傾き、一方で王国の義勇軍でも「本物証明の誘いはアンリの罠だった」と皇国への不信感が噴出。

その頃にはすでに南部基地が襲撃されてユアも山中で亡くなっており、壊滅同然になった義勇軍の生き残りたちの怒りはジゼルへの敵意に変わります。ジゼルからの軍事支援の申し出も受け入れることができず、孤立して地下組織化していくのでした。

2:山中の集落で<英雄>が殺されていたら

ユアを助けに駆け付けたマーシェ。そこには皇国でも戦った敵将校が居て、ロボット兵を従えていました。

もしこの戦闘に敗けていたら?

作中で倒れた際に実際にイベント発生しますが、倒れたマーシェをかばってユアが現れ一緒に撃たれて死にます。遺体は寄り添い合うように倒れていました。


この世界線の場合、ほどなくして義勇軍の仲間たちが駆け付けてきます。さすがに多勢に無勢となり、敵将校は撤退。英雄と王女(王子)の死に仲間たちは悲しみ、「意志は自分達が継ぐんだ!」と新たな義憤の灯になりました。

ジゼルとアンリを介して皇国からも軍事支援を受け、義勇軍の戦いは続いていきます。

月日を経るにつれ【英雄と王女(王子)の悲恋物語】は脚色されて美談化され、義勇軍の活動の正当性を後押しし戦意高揚させるためのプロパガンダへと利用されるようになっていくのでした。

3:渓谷で「偽物の王女(王子)」に敗けていたら

調査班の救援に向かったマーシェ小隊は、血まみれで倒れている調査員たちと「ユア」を見つけます。瞬時の判断で <偽物の王女(王子)> を撃ったマーシェでしたが、偽物は戦い慣れしていてそのまま戦闘に。

崖上・谷底での2連戦でした。

崖の上での敗北

まずは崖の上での戦いから。状況的にはMission9のバッドエンドに近いタイミングですが、こちらでは小隊ごと消息不明にはならず、戦った痕跡や隊員たちの遺体は現場から発見されます。

偽物にほんろうされるまま1人ずつ味方が倒されていき、マーシェたちは全滅。偽物は殺した調査員たちの遺品から機密情報を取り返し、都へ戻っていきます。

この時点では偽物にはマーシェの素性がわかっておらず、ただの敵の1指揮官としか思われていません。トドメを刺されて終わりです。


しかし。もしトドメを刺される前に<王女(王子)の恋人> だとわかれば、息があればマーシェだけ瀕死のまま誘拐されて、人質として利用される道が待っています。(フレックとライオは殺されます)

もし誘拐されていたなら、ストーリーは大きく変わりそうです。

どんなに人質を盾に揺さぶられても王女(王子)が動じることはゆるされず、マーシェを切り捨てて冷徹な王女(王子)になっただろうと思います。そして誘拐ルートなら、ユアへの嫌がらせ半分、取り込み目的半分で、偽物がユアの顔で執拗に口説いてくるかも……。(マーシェのこと嫌いでもあの偽物なら平気でやる)

偽物のバックにはイザヤ(少佐コートの男)がいるので、洗脳されてしまえばクーデター派に取り込まれてしまいます。


監禁状態からどうにかして脱出し反撃するか、脱出できずに偽物との疑似恋愛に陥落してしまうのか、拒み続けて人質価値も無くなり殺されるかは、これだけでゲーム1本書けそうな分岐性がありますね。誰か書いてください。

「離れ離れでも、それぞれの場所で戦い続けた2人」「元恋人」「人質の死体」いずれ何らかの形で、マーシェとユアは都で再会するでしょう。

谷底での敗北

こちらは戦闘イベントではなく、シーンのみでの戦いでしたが。戦闘イベントのクリア後に谷底に落ち、そこでもう一度「銃を奪われて組み伏せられる」という危機。

選択肢1つのみで「ナイフを振るう」を選ぶ展開ですが、もしここで反撃できていなかったら?

「ユア」を殺せずに、一瞬の判断を選べなかったマーシェ。口内に差し込まれた銃による発砲で頭部を破壊され二目と見られぬ死体にされます。

その時は <寿命の前借り>をしていた偽物王女(王子)も直後に心停止し、マーシェの返り血で顔を汚したまま死亡。はた目には抱き合って倒れた恋人同士の死体のよう。

恋人と同じ姿をしているけれど恋人ではない他人と、よりにもよって自分の愛銃で無理心中エンド(?)にされてしまったマーシェでした。

遺体はフレック達の手によって回収され、ユアの元へ返ります。


マーシェが渓谷時点で死亡し遺体での帰還となっていたら、安否不明の時とは違って一気にユアの心が壊れます。偽物の自分に殺されたと知ったら、自分の顔すら憎むようになるかもしれません。

一生仮面で過ごして鏡を見られなくなりそう。とにかくユアが可哀想なエンドです。


なお、この世界線では、捕虜となっている敵将校の逃亡~見せしめの密偵殺害(墓地でのアレ)が起こりません。

4:墓地で殴り殺されていたら

機密情報のファイルを託されたマーシェは、同時に「捕虜となっていた敵将校が逃走中」との報を聞き、フレック(またはライオ)と共にユアの元へと急ぎます。

ユアの居る病院の近くまで来たところで異音を聞きつけ、1人で墓地へ。そこで金属バールを振りかぶる敵に襲われるのでした。

ここで負ければ何度も殴打され、撲殺されて死にます。遺体は墓地の入口の門に吊るされ、『お前が愛した人はこうなる』とユアを名指しする声明文も添えられ……

ユアが目にする前に、警備兵たちによってマーシェの遺体は地面におろされます。が、声明と「どんな状況だったか」はユアまで伝えられます。

朝「いってきます」と言葉を交わしたばかりだったのに、自分のせいでマーシェが無惨な殺され方をした。……と思って心が壊れ、無感情に命令を下す「総司令としての王女(王子)」だけが残ります。

そして都まで攻めのぼって最終決戦。ついに敵将校が仇であることをつきとめたユアは、法で裁くこともせずに相手を銃で撃ち殺してしまいます。

実はこの墓地戦のみ、他と違って動機が純粋な怨恨です。敵味方に分かれて戦争する軍人としてではなく、1人の人間として殺意で振るわれた金属バールでした。

5:<少佐コート> に志を折られたら

元帥(敵司令)を見限ったというイザヤ(少佐コート)を追って、マーシェは地下回廊へ。辿った先にあったのは崩壊した動力室でした。

もしこの戦闘で敗けていたら?

状況的にはMission11のバッドエンドに近く、マーシェの身に降りかかる展開予想もほぼ同じですが……。こちらでは【義勇軍自体は勝利できた】という歴史が生まれた世界線での出来事です。

前半戦

作中、最終の少佐コート前半戦で倒れた際に実際にセリフ発生し「君の子どもは俺を先生と呼んでくれるだろう」みたいなことを言われます。

イザヤにはマーシェの父親を師と仰いでいた過去があり、戦闘を通してマーシェの素質と成長速度を知り【あの先生から、この銃士が生まれた】と遺伝に興味を持ちました。そして、マーシェが何度も生命の限界を突破して成長してきたこと、その一端でユアへの感情が要因していることも分析しています。

「優秀な部下を増やしたい」という野心に加えて、「マーシェ個人をサンプルに研究したい」と興味津々。戦いと毒ガスで瀕死になったところで拉致されます。


義勇軍は都での決戦に勝利しクーデター鎮圧に成功しますが、その片隅でマーシェは行方不明になってしまいました。

ユアはその後、国王代理として国を治めつつ、居なくなった銃士を探し続けます。

毒ガスにさらされていた影響もあり、瀕死状態から治療されたマーシェは意識と記憶に混濁が発生。イザヤの地下組織で生活するうちに愛国精神言論に共感したマーシェは、徐々に思想を染められていきます。

「元は××派だったくせに」「あいつが△△らを殺した奴だって」と陰口を言う者も居ますが、××にも△△にも心当たりがありません。陰口はイザヤが叱ると静かになります。


身体がある程度回復してからは、イザヤの戦闘訓練の相手・<死神> 改良用の戦闘テスト担当者を任命されるように。イザヤから <寿命の前借り> のコツを教わり、仲間にも恵まれどんどん磨かれて強くなりました。

そしてイザヤの勧めもあり、組織内で相手を紹介され結婚。子どもが生まれればイザヤに預ってもらい強くなるよう育ててもらえます。

途中、怪しげな眼鏡男と武器商人の女に接触され「戻ってこい」と言われましたが、何のことだかわかりませ――


この世界線ではおそらく、5~10年後くらいに大規模な内戦が再び起こります。そのタイミングのどこかで、マーシェとユアは対峙することになるでしょう。

行方不明になった日に失った ”約束と願いが書かれた手帳” を取り戻すことができるかどうかで、またこの世界も分岐が生まれそうです。

この敗北IF世界線ではマーシェの生死がわからない安否不明での失踪(拉致)。「遠い街で見かけた」との目撃情報も舞い込み、ユアは銃士の生存を信じて牧場も維持し、何年も恋人の帰りを待ちます。

後半戦

「心肺に負荷をかけるくらいに活動限界に挑む」と決めて、かつてXXXXX(酔っ払い)と闘った時の感覚を思い出そうとするマーシェ。自身のオリジナル奥義 <明日への弾丸 > へと辿り着いた瞬間でした。

この時点ではもうイザヤにも手加減の余裕はなく、かつ、「部下に欲しい」気持ちよりも「楽しく闘い切りたい」「勧誘も拉致もできないなら殺しておこう」と戦闘の高揚が勝っています。敗ける=死ぬ、に直結します。

マーシェは致命傷を負ってその場に倒れ、イザヤは王宮跡から去って姿をくらませます。イザヤが去る時、その懐には 異音を奏でる<死神のコア> がありました。


義勇軍は都での決戦に勝利しクーデター鎮圧に成功しますが、その片隅でマーシェは死んでしまいました。仲間たちとユアが動力室まで探しにきた時、マーシェは血だまりの中で死体になっていました。かろうじて血を浴びずに残った手帳が遺品としてユアの手元へ。果たされなかった約束と遺言が、王女(王子)を世界に繋ぎ留めます。

ユアはその後、国王代理として国を治めつつ、2年後にジゼルと婚約。翌年、婚姻を前に正式に王位を継ぎます……が、その戴冠式のさなかにロボット兵器による襲撃を受けます。

新たな内戦の始まりでした。

グロテスクなフォルムをした新しい<死神> のロボットからは、「×△サマト…イキタイ…」と人が苦しんで泣くような稼働音がするそうです。

この敗北IF世界線ではマーシェの亡骸が残るため、鎮圧が落ち着いてから他の戦死者たちと共に合同葬儀が営まれます。かつて王宮敷地の国立公園だった場所に戦没者墓地が造られ、王宮の中庭だったところには慰霊碑が建ちます。

『マーシェ少佐』の名前もそこに刻まれています。(二階級特進)

……という感じで、IF世界線はあまり幸せじゃないですが!

実際にはゲーム作品中は、戦闘イベントで敗北してもミッションからやり直しできるタイムリープ仕様です。

ゲームテンポや容量の都合、タイムオーバーでのバッドエンドもあるので、今作では戦闘敗北エンドは作りませんでした……。が、戦闘敗北も歴史の1つの分岐点となるならば、こんな感じで世界線が分かれただろうと思います。

(バッドエンド分岐の世界線もそれはそれでオイシソウだなぁ~と思ったりしてるのはナイショ)

あくまで【史実】はトゥルーエンド1本ですが……、いろいろと派生の世界がたくさん見えたので、バッドエンド集①②という形で続編でも世界線供養をさせて頂きました。あとがきまでお付き合い下さりありがとうございます!!

トゥルーエンドから続く未来の先ではしっかりちゃんといつか結ばれますのでご安心ください!

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