このページに掲載しているのは、無印「牧場ガンナー」の終盤にある屋根上での恋愛シーンの補完として作者本人が書いた落書き妄想小説です。
ゲーム本編の方ではプレイヤーの皆さんの数だけ「主人公」が居て、特に心理描写や恋愛的な行動のアレコレは自由に想像して頂きたいので、ゲーム本編では【暗転】で終わっていた部分です。
作者本人による二次創作ではありますが、公式ではない解釈の1つとして、「あったかもしれない流れ」として妄想の一幕をお楽しみいただけましたら幸いです。
ネタバレ注意!
実際のゲーム情報に連動した内容が掲載されています。閲覧は該当イベントのクリア後推奨です。
一応ざっくりと【直前の流れ】も載せていますが、あちこち会話や動作を端折(はしょ)っています。実際の会話内容はゲーム本編や実況して下さっている方の動画でご確認下さい。
屋根イベントシーンの暗転後|男マーシェ版
【直前の流れ】
星の綺麗な月明かりの夜中。
屋根の上に出て見張りをしていたマーシェの元に、ユアがやってきた。「ここから王女として、クーデターと戦う」と決意を話すユア。
そして……「話したいのは『ユア』のほう」と、彼女はもう1つの話題を切り出した。
戸惑うマーシェに対し、
「話を聞いてくれるなら、そこに座って」とユアが言う。聞きたくないなら今すぐ立ち去っていい、と。
屋根の中ほどに座り、聞く体勢になったマーシェ。
ユアが話したのは、「銃士と王女」の話。
「あなたが王女を守るのは仕事だから。それはわかってるつもり」
「なら……向けてくれる優しい表情や、言葉は?」
「私が受け取ってもいいの? それとも……勘違い?」
「勘違いじゃないなら……ここに居て」
『応える気が無いなら無言で立ち去ってもいい』そんな状況の中で、マーシェはその場に残ることに決めた。
屋根イベントシーンの暗転後|女マーシェ版
【直前の流れ】
星の綺麗な月明かりの夜中。
屋根の上に出て見張りをしていたマーシェの元に、ユアがやってきた。「ここから王子として、クーデターと戦う」と決意を話すユア。そして……自分の恋心を伝えてきた。
「闘えなくなるから、今は困る」と恋愛感情を拒否しようとしたマーシェに対し、
「話を聞くだけ聞いてから、その上で振って。そうしたら諦める」とユアが言う。
屋根の端に座り、聞く体勢になったマーシェ。
ユアが話したのは、「いつか、民が幸せになった後」の話。
「欲を言えば、『ユア』の隣で、5年ほど待ってて欲しい!」
「約束するのもダメ?」
「ダメなら今言って。でないと……返事を聞くの、5年後にするよ」
そんなことを言ってマーシェの帽子を奪い取った彼。
マーシェは今すぐの返事を求められ……「5年、隣で考えておきます」と応えた。
以上です!お付き合いいただき、ありがとうございます!